Exhibition 企画展一覧
※コラボレーション企画展の様子を公開しております。ご覧になりたい場合は企画展ギャラリーページからどうぞ。
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ArtShop月映企画展 田代璃緒「Ethos」
田代は高校から漆を学び、多感な時期に自分を見つめ続けその思いを創作活動に投入してきました。常に今の自分を超える何かを探し、数々のアーティストから学んだことを自分の中にしみこませていくように、ストイックに制作しています。
今回の個展のテーマはEthos(エトス)。古代ギリシャ語で「慣習・出現・特徴」という意味だそうです。
作品は、ルービックキューブを連想させるグリット状のブロックにたっぷりとそして何層も漆を塗った作品。それは、人の共同体を表現しているのでしょうか。一つ一つはよく似ているけれど、少し違う。私たちは共通点を探しながら共同体をつくり、そこには慣習が存在する。しかしながら逆に違いを見つけこれは個性と納得する。私はそのように想起させられます。
胎は数々のアーティストが使っているスタイロフォーム。ほとんどのアーティストが彫り削り胎をつくっていますが、彼は溶剤をつかって溶かして胎をつくっています。溶剤を使うことで、形を完璧にはコントロールできない、ということもまた何かを象徴したいのかもしれません。
作品は、加飾する作品と塗りだけの作品、置き作品も壁作品もまた茶器もあると聞いています。・・見どころが多い展示となります。
どうぞ 実際にご覧ください。
個展会期中の東京アートフェアにも作品を展示するそうで、彼にとって飛躍の3月です。
会場:ArtShop月映 当店にて
会期:2023年3月8日(水)〜 3月26日(日)
開催期間:AM10:00 〜 PM18:00
定休日:毎週 月曜日・火曜日
作家在廊日:3/25(土)、3/26(日)
※通常の展示もしております。
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宋芸 個展 『Molting』~命が脱皮することで成長すること~
SONG Yi Ceramic works
中国の清華大学を卒業し金沢美術工芸大学の修士修了後、博士課程で制作を続けている宋芸さんの個展を開催します。
宋さんは、シャーモンド(彩石)を使い様々な陶造形を制作しています。シャモットを練りこみ色の組み合わせをいかした作品、シャモットにより強度が増し時間や空間の連続性を表現する作品、そして釉薬と組み合わせで、まるで釉薬がシャモットを抱き込んでいくように形づくられる表現など、次々に挑戦しています。
会期 2023年2月14日(火)~3月5日(日) 10:00~18:00 最終日は16:00まで
月曜(初日除く)火曜定休
作家在廊:2/14, 2/26, 3/1の予定
お父様の命日を初日とした個展、コロナ禍で見おくることができなかった亡き父親に捧げる展示でもあります。
Art Shop 月映 宮永会場:ArtShop月映 当店にて
会期:2023年2月014日(火)〜 3月5日(日)
開催期間:AM10:00 〜 PM18:00
定休日:毎週 月曜日・火曜日
作家在廊日:2/26(日)、3/1(日)
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KOGEI Air Fair Kanazawa2022 出品作家展
工芸アートフェアでは沢山の方にお越しいただき、ありがとうございました。 出品作家の別の作品を見たいという方も多いと思います。安江町Art Shop 月映では、出品作家の作品を中心に展示しています。 2月7日まで 少しずつ展示を変えながら 展示します。
なお、1月は14:00~18:00のオープンとさせていただきます。
また雪の具合で、変更する際には、お知らせページに掲載します。
作家
(漆) 鵜飼康平 隗楠 遠藤茜 田代璃緒 (陶芸) 宮永春香 (金属) 藪内公美 岸洸実 染色 加賀城 健会場:ArtShop月映 当店にて
会期:2022年12月1日(木)〜 2月12日(日)
開催期間:pm2:00 〜 PM6:00
定休日:毎週 月曜日・火曜日
作家在廊日:00/00(日)、00/00(日)
※作家
(漆) 鵜飼康平 隗楠 遠藤茜 田代璃緒 (陶芸) 宮永春香 (金属) 藪内公美 岸洸実 染色 加賀城 健 -
ArtShop月映企画展 加賀城健「Tide」
加賀城 健「Tide」
会期 2022年11月2日(水)-11月20日(日)まで
10:00−18:00 (最終日は16:00まで) 月・火曜定休
作家在廊 11月13日(日)、11月20(日)
加賀城先生から展示の概要
伝統技法の再解釈から染色作品を生み出してきました。スキージや指を使って、本来、型染に使用する防染糊を即興で布に置くことで作品に身体性をとどめます。
私の関心は「他力」を積極的に作品に取り込む努力から、工芸や美術以前の表現の源流をたどることにあります。
本展では染料を満たす染色とその対極にある脱色の工程を潮の満ち引きに見立てます。染色と脱色の最新作を20点ほど出品予定です。
添付の作品キャプション:《Manipulation-Combing》(部分)2022年制作
絹、ハイドロサルファイト/ 指による糊置、脱色 32×440cm
経歴:加賀城健
1974 大阪生まれ
2000 大阪芸術大学大学院 芸術制作研究科 修士課程修了
現在 金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 准教授
主な個展
2022 the three konohana(大阪/'13、'15、'17)
2020 祇をん小西(京都)
2011 ギャラリー揺(京都)
2009 YOD Gallery(大阪/'11)
2004 ギャラリーギャラリー(京都/'07、'09)
2002 GALERIE SOL(東京/'05、'07)
2000 ギャラリーマロニエ(京都/'01、'02、'04、'06)
主なグループ展
2022 2人展 挑む2人 ギャラリー恵風(京都)
2021「JTCテキスタイルの未来形 in 宝塚 2021」 宝塚市立文化芸術センター(兵庫)
すごもりむしとをひらく」鍛冶町倉庫(金沢)
「行為と現象 Ⅱ 本野東一へのまなざし」染・清流館(京都)
「第23回 染・清流展ビエンナーレ2021」 染・清流館(京都/’19、’17、’15、’13、’11、'09、'07)
2020 「Online/Contactless」 the three konohana(大阪)
2019 「方法の発露2019」石川県政記念しいのき迎賓館(金沢)
「第22回 染・清流展ビエンナーレ2019」 染・清流館(京都)
2018 「行為と現象Ⅰ」染・清流館(京都)
「rejuvenation」studioJ(大阪)
2017 「交わるいと『あいだ』をひらく術として」 広島市現代美術館
「十二人のしつらい展 第22回あやなす展」楽空間 祇をん小西(京都)
2016 「進撃!抽象絵画」 ホテルグランヴィア大阪
「What is fiber ?」 Janina Monkute-Marks museum(リトアニア)
2015 「Contemporary NOREN」 京都芸術センター
2014 「Styling Art Exhibition-Dressing Green-」 阪急メンズ大阪
「ASIA-EUROPE II」Deutsches Textilmuseum(ドイツ)、
Musée JEAN-LURÇAT et de la Tapisserie Contemporaine(フランス)
著書
2017 『柿渋×型染』 染織と生活社
2015 『染める抜く 藍染め』 染織と生活社
2012 『柿渋あーと 柿渋糊でつくる身近なアート』 染織と生活社
2010 『型防染で染める』 染織と生活社
コミッションワーク
2019 ハレクラニ沖縄クラブラウンジ
会場:ArtShop月映 当店にて
会期:2022年11月2日(水)〜 11月20日(日)
開催期間:AM10:00 〜 PM18:00
定休日:毎週 月曜日・火曜日
作家在廊日:11/13(日)、11/20(日)
※通常の展示もしております。
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月映作家特集 百瀬玲亜展 『結実の記憶』
漆が持つ深い艶や肌触りなどの質感を活かし、草花の力強さと移ろう儚さを慈しむように作品を制作している百瀬さん。
百瀬さんの作品から感じるのは、植物への親しみや敬意です。ただ黙って、成長して花を咲かせていく草花。
私は、赤色から紅葉の景色を、金色の作品からは太陽の光を、黒い漆の色からは樹々の力強さを感じます。
タイトルは 結実の記憶 実を結んだ記憶・・・ どんな記憶を見せてもらえるのでしょうか とても楽しみです。
私どもでの百瀬さんの企画展はこれで2回目。月映の壁面を活かしすべて「壁を彩る作品」です。会場:ArtShop月映 当店にて
会期:2022年10月1日(土)〜 10月23日(日)
開催期間:AM10:00 〜 PM18:00
定休日:毎週 月曜日・火曜日
作家在廊日:10/1(土)、10/16(日)
※通常の展示もしております。