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Artist Profile

漆作家

王 麗楠 WangLiNan

経歴

1993
中国河北に生まれる
2016
湖北美術学院大学 卒業
2020
金沢美術工芸大学大学院 修了
2023
現在金沢美術工芸大学博士後期課程美術工芸研究科3年生在籍

賞歴

2019
Kanabi Creative賞 2019卒業・修了製作部門 校長賞

展覧会

2020
「国際工藝アワード富山」 /富山
2021
個展「律動の形 王麗楠展」gallery K/東京
2022
「東京展eyes」東京都美術館/東京
2022
個展「王麗楠-増殖-」gallerynatsuka/東京
2022
「第31回工藝美術日工会展」東京都美術館/東京
2023
「漆表現の現在Vol.3」日本橋高島屋/東京
2023
「湖北国際漆藝三年展」湖北美術館/中国
2023
「黒kokubyaku白」H-art Beat Gallery/東京

月映オーナーからのご紹介

 【作家コメント】 
 私の作品を制作することは、エネルギーを捉えて、無限の運動・成長・増殖を感じさせるような自分自身の内面に潜む最も秘密な感情を探求することです。すなわち、自然の物質を受け取ったら、エネルギーの流れ、変化及び無限の増殖で心を触りに感受できました。その自然により生じた生理的な満足と心理的な愉悦は、自分の中に潜んでいる意識に追求したいことです。
私は周りの環境の微妙な変化や細かさに非常の関心にしていることに気つきました。このような敏感の心理は、より深い体験や理解をもたらすことがあります。例えば、小川の流れを見ると、微妙な表面の形状の変化に心理的な満足や感受が生じます。触らないが、水の質感や力を心理的に感じることができます。その自然物質から生まれる感動や満足は、何のもので他の人に話したい。私は乾漆という技法で創作し、そちらの層を重ねる過程で漆の状態が質の変化を遂げ、液体から固体へ変化します。私はこの状態の変化が、漆自身が持ってエネルギーを変化する表れだと考えています。温度や湿度の調整により、同じ作品の中で異なる漆層や同じ漆層の中で異なるところによって乾燥の速度が異なるため、作られた乾漆のかたちは変形にしております。その漆の特性によって生じてねじれてかたちに、漆の生命力や力強さだと感じました。そしてその見えないエネルギーの流れの側に、生命力を直感していたことを思い出させます。
わたしのかたちは、その一瞬の動作、内面の感情が手を通して粘土へと伝わり、粘土を変化させ、ある形となっていきます。二度と同じ動き、形とすることはできない。このような作品の唯一性は、おそらく私が自分自身の独自の存在であることを証明したいということでしょうか。

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